さわやか信用金庫 理事長 篠 啓友

TOP MESSAGE

理事長からのメッセージ

課題解決型営業
地域No.1ブランドの獲得へ
一緒に挑戦する
若い力に期待します

さわやか信用金庫 理事長
篠 啓友

message 01

3つの特徴ある営業基盤を有する
都市型信用金庫

 さわやか信用金庫は、都市型信用金庫として、都心エリア、城南エリア、郊外エリアという3つの特徴ある地域を営業基盤としています。
 港区、品川区などの都心エリアでは、IT産業やサービス業などのさまざまなお客さまが活発に事業を展開しています。この地域で私たちは、それらのお客さまの事業の発展や新分野への進出をご支援することに加え、創業を志すお客さまのためにも力を尽くしています。
 大田区、品川区などの城南エリアは、日本のものづくりの原点である製造業のメッカです。城南エリアの製造業のお客さまとは永年にわたるおつきあいがあり、高い技術力を持つ中堅中小企業の事業安定と継続的な発展をお支えしています。
 調布市、稲城市、川崎市、横浜市などの郊外エリアは、都心に近く住環境に恵まれています。この地域では、個人のお客さまに寄り添って、日々の暮らしや資産形成のお手伝いをしています。
 都心・城南・郊外のそれぞれに金融マーケットとしての特徴がありますが、共通しているのは、どの地域においてもお客さまと親密な信頼関係が築かれているということです。
 都内有数の多様な営業基盤を持ちながら、幅広い対応力でお一人おひとりのお客さまのニーズにお応えしていることが、さわやか信用金庫の特徴であり、強みでもあります。

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お客さまの課題解決が重点
金融面を超えたご支援も提供

 当金庫は2016年から、環境変化に合わせて「新三位一体改革」に取り組み、新しい時代にふさわしい金庫の体質強化を進めてきました。従来の信用金庫は、集金やキャンペーンが営業の中心でしたが、そこから大きく舵を切り、現在は課題解決型営業、すなわちお客さまのお困りごとに着目して、それを解決していくことを最重要テーマとしています。
 このような取り組みを通して私たちが目指しているのは、課題解決型営業で地域No.1ブランドを獲得することです。No.1といっても、それは金額や件数といった量の問題ではなく、お客さまに満足していただける度合い、つまり質が重要です。真正面から課題解決に取り組み、「さわやかさんに相談してよかった」「さわやかさんが一番相談しやすい」などのお声をいただけるようになること、そのような評価を積み重ねてお客さまの経験価値を高め、いざという時に真っ先に頭に浮かぶ金融機関になることが、私たちの目標です。
 そのために私たちは日々、Face to Faceでお客さまからお話をうかがい、外部の専門機関とも連携しながら、スピーディーにお困りごとを解決することに努めています。同時にノウハウを吸収して内製化し、一歩上の問題解決を追求しています。
 同時に、お客さまとの信頼関係を将来にわたって発展させていただくために、金融面を超えた働きかけも積極的に行なっています。2012年には、次世代の経営者の方々のために「さわやか塾」を発足させました。勉強会の開催や経営情報の提供などを通して、中小企業の経営支援、地域経済の活性化に貢献しています。毎年20名から30名を募集し、すでに250名を超える方々をお迎えしています。
 さらに2019年には、若手経営者の交流の場として「令和リーダーズクラブ」を設立しました。勉強会や海外を含む工場見学などを実施して、お客さま同士の関係づくりに役立てていただいています。同業種間、異業種間のマッチングにも積極的に関わっており、最近ではデジタル受発注マッチングの支援などを通して、製造業の再活性化にも力を入れています。これらの取り組みには当金庫の若手職員が参加することもあり、共に成長する喜びが感じられる場になっています。

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一人ひとりが笑顔で
働きがいを感じられる職場に

 今、社会はコロナ禍から回復し、大きく前進しはじめています。しかし、コロナ融資の返済本格化、原材料価格やエネルギー価格の高騰、人手不足などの影響も顕著になっています。さらにはDX化、高齢化、SDGsへの社会的責任など、新たな時代に向けて地域金融機関の果たすべき役割はますます大きくなっています。
 このような環境の中で、親身になってお客さまの課題解決を推進するには、個々の職員が業務に必要な知識、技能、心構えを習得し、地域社会の信頼に応えることができる有能な人材となることが不可欠です。
 当金庫では、各種研修やオンライン研修に、各職場におけるOJT・ジョブローテーションや自己啓発を組み合わせ、それぞれのキャリアプランに合わせた人材育成を行なっています。専門的な知識を身につけたい、もっと上のステップに挑戦したいという職員のバックアップ体制も充実しています。中小企業診断士、ファイナンシャルプランナー1級、社会保険労務士、宅建、ITパスポートなどの専門性の高い資格取得者も多数養成しています。全体で若手職員の力を引き上げようという姿勢があり、実際に多くの若手職員が目覚ましい活躍をしています。
 同時に、課題解決を成功させるためには、知識と合わせて、お客さまに寄り添える優しさが必要です。心を開いていただくまでには、地道に信頼関係を築く粘り強さも求められます。その間にはうまくいかないこともあるでしょう。それでも、失敗の先に成功した体験を持つことができれば、信用金庫で仕事をすることの達成感や充実感が得られます。こうして地域貢献のやりがいを肌で感じることができれば、その手応えはその後も長く原動力になるはずです。
 当金庫には、そのプロセスを見守るあたたかい風土があります。それを支えているのは、職員同士の結束、さらにはお客さまとの距離の近さです。エピソードを挙げると、野球部が東京都信用金庫野球大会で決勝に勝ち進んだ時には、800名の職員と350名のお客さまの合計1,150名が大応援団となって、西武ドーム球場で熱い声援を送りました。お客さまの中には横断幕を作ってくださった方もいらっしゃいました。このようなアットホームな雰囲気に包まれて、各職場では一人ひとりの職員がのびのびと自分の良さや個性を発揮しています。
 社会に出るとわからないことばかりで、気後れすることもあるかもしれませんが、私たちはお互いを認め合い、一人ひとりがやりがいや働きがいを感じられる環境を大事にしています。勇気を持って積極的に、いろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。皆さんの主体的かつ熱い想いに期待しています。

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