当金庫の課題解決型営業における創業支援事例について

2018年01月12日

(平成29年10月26日調印)
ご紹介する事例は、「株式会社HIROTSUバイオサイエンス」様の
「線虫によるがん検査の実用化を目指した起業」を支援した事例です。
線虫の多くは土壌の中にいて、植物などに寄生するものが一般的と言われております。
検査方法は、人間の尿一滴で、線虫がその尿に近づけばがん患者であるというものであります。
この検査は簡便で、短時間で解析が可能、高精度でステージ1でも反応するという早期発見が可能となる画期的な検査方法です。
 同社と当庫の取引は、本年5月に当庫が課題解決型営業に力を入れているとの情報から、
取引先のご紹介を受けご提案をさせていただいた案件です。相談内容については、本研究の実用化に伴う、
解析センターの開設などの資金調達でありました。
当庫は、この技術を高く評価し、担保・保証に依存しない資金調達を模索し、
当金庫独自融資、ベンチャーキャピタルである信金キャピタルからの出資、
東京信用保証協会の海外事業支援の3本立てでのご支援をご提案し実行に至りました。

㊧信金キャピタル 山口社長、㊧から2番目当金庫篠理事長、㊧から3番目 HIROTSUバイオサイエンス広津社長、㊨福岡ひびき信用金庫野村理事長

本件は、福岡ひびき信用金庫及び当金庫が共同で信金キャピタルへ推薦を行い、投資決定に至りました。

(写真は、株式会社HIROTSUバイオサイエンス様に対して、「信金キャピタル株式会社」が運営する
創業・育成&成長ファンド「しんきんの翼」の投資が決定し、調印した時の写真です。
本件は、当金庫及び福岡ひびき信用金庫が共同で信金キャピタルへ推薦を行いました。)
これは、創業企業の革新的な技術の将来性を評価した上で、
外部機関への働きかけ、連携が行われた事例であります。
今後も創業を含めたお客様の課題解決のお手伝いに取り組んで参ります。